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07/05/31

Rider's High Tension

Jシリーズ#3仙台泉ヶ岳レースレポート

開催日 2007年5月27日
開催場所 宮城県泉ヶ岳スキー場
大会名 Jシリーズ第3戦
天候 曇り  路面状況 ドライ&若干マッド
使用バイク ANCHOR HMX9
アイウェアー OAKLEY RADAR G30Iridium
結果 18位

車のフロントガラスを激しく雨が叩きつけていた。
東北自動車道から見える会場方面は厚い雲で見えない。
「やっぱり雨だな」
もう諦めは無い。
なぜならJシリーズは雨だとはじめから思い込んでいれば落胆は不必要だ。

Jシリーズ#3仙台泉ヶ岳レースレポートすでに癖になりつつある携帯電話探し。ポイントを駆使して手に入れた
モトローラRAZR。
スタイリッシュな薄型デザインが人気であって、それが好きで買ったわけだけど、
スリムデザインゆえにすぐにどっかに行ってしまう。
結局今回はシートの下に落ちていた。やっとi-modoで天気をチェック。
以外や以外。日曜日は晴れ曇りだ。
しかしi-modoの天気予報は大雑把で当てにならないとどこか信じられない自分もいる。
信じなければ見ないほうがいいのにと携帯を閉じながらいつも思う。

前日は快晴。気持ちいい天気だった。コースも多少ぬかるみもあるけど最高だ。

そして当日。時折空から風に乗って雨がぱらついてくるけど、ホント一瞬だった。
お天道様はライダーたちの気持ちを持てあそんでいるように
スタート地点に着く選手達のタイヤはくじ引きの様相だった。
マッドタイヤかドライタイヤか?!
僕はマッド系タイヤを、チームメイトの辻浦は直前にドライタイヤを
それぞれチョイスした。

Jシリーズ#3仙台泉ヶ岳レースレポート
そしてスタート。前回の失敗を生かしてゆるーく走る。
コース最高地点に新設されたキツイ登りまでは。そしてペースアップを試みたが、
周りも同じことを考えていて敢え無く負担だけが残った。
メイングループの若干後方で一人踏ん張る。ダッシュすれば追いつきそうだが、
ダッシュできるほど準備は出来ていない。2周目で少しづつ前が見えなくなる。
この時点からは忍耐走法。

それにしても泉ヶ岳のコースはXC的要素がすべてつまっている。
キツイ登り、重い路面、ハイスピード、テクニカルセクション。
そして何よりペダリングしている比率が
他コースと比べ物にならないほど長いのが一番身体に堪える。
ドライコンディションでココを制する事が出来れば実力No1と言っていいと思う。
そう走りながら再確認した。
そして当の自分は再確認しながらその理想のコースに喘いでいた。

「キチッ~!!」
この言葉を走りながら何回口にしてしまったことか。

残り半分を残してパワーなるものを感じられない。脚は回らずスピードが出ない。
挙句の果てにまた脚が攣りだした。
こういったときは唐草模様の泥棒の如く、
抜き足差し足ってなペダリングで静かにそおっとペダルを廻すのが一番だ。
ギクシャクしたペダリングになればすぐに脚はストライキに入る。
徐々に落ちるペースで後続ライダーにパスされだした。

もう順位は気にしない。
脚を攣らさないように目の前の登りや滑る路面など、
一つ一つこなしていく事が一番大切だ。
順位を気にしだすとペダリングのリズムが崩れ脚が攣る。
脚が攣ると心のリズムが崩れ戦意損失になりかねない。

Jシリーズ#3仙台泉ヶ岳レースレポートそしてそんなことより以前は簡単に感じていたこのコース。
それが一つ一つこなす事が必死な自分がいた。
だけど簡単な結果何も感じずに走りさるよりも、
もっともっとスピードは遅いけどその一つ一つにそれぞれ挑戦していることが楽しかった。
それぞれをやり過ごした時に毎回「キチィ~」と素直な気持ちが口からもれるが、
同時に達成感も味わえていた。

「Rider's High Tension=ライダーズハイ」
ランナーズハイってのがあるが、マラソンなど苦しいスポーツをしていると
最初は苦しいけど、そのうち気持ちよくなることらしい。
脳下垂体から麻薬成分が分泌されることで気持ちよさが味わえるそうだ。
【Mountain Bikeでの出来事なのでライダーズハイって事にします。】
そしてやっと脚を攣らせながら18位でゴール。

トップからだいぶ遅れをとってしまったが、
満足感だけは誰にも負けていなかったかもしれない。


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